3回目の今回はカリフォルニアで栽培されるちょっとマイナー系の葡萄についての講義.もともと南フランスなどと気候が類似しているため、良い実をつけると言うお話. そこからジンファンデルの話へ. UCデイヴィス校キャメロン・メレディス教授によるDNA鑑定の結果、クロアチアのツールイェナック種と同種であることが判明した話などを含め、病害に強い話などを聞く.果皮はあまり厚くなく、本来濃くならない品種であると聞き、昨年のPapapietro-Perryのまるでピノノワールのようなジンファンデルが存在することも納得. 試飲は写真を撮り忘れたものの、全6種. (1)は白ワイン.薄い黄色.脚の出る粘性.白い花や熟した桃を思わせる香り.酸味が柔らかく、余韻は中程度.ワインは、Santa Barbara Jaffursのヴィオニエ 2007でした. (2)以降は赤ワイン.透明感のあるルビー色、脚の出る粘性.スパイスとしっかりした酸が印象的.アフターにほのかな甘みも感じられる.これはシラー?と思ったものの、実際はブレンド.Thackrey Pleiades VI.シラーを中心に、バルベーラ、カリニャン、プティシラー、サンジョベーゼ、ヴィオニエのブレンド.今回は馬小屋的香りは感じられず.ブレンドでNVのワインながら、生産年によって差が出るのか? (3)(4)(5)は赤3種の飲み比べ.結果的にはジンファンデルの比較.(3)はブラックチェリー、スパイスにステミーなもの.(4)は一転して熟した果実を感じさせ、タンニンもまろやか.(5)はタンニンが結構力強く、3つの中では一番飲みにくいイメージ.(3)は、2006 Sousal Alexander Valley、(4)はCline Cellars Contra Costa Big Break 2007、(5)は同じくClineながらとなりの畑のBridge Head 2006.土壌の差でタンニンや果実の出方が全然違うのが面白い. (6)はデザートワイン.Rosenblum Viognier "Late Harvest" Lost 34 NV.Lot 34とは、2003と2004のロットを間違えてブレンドしてしまったため、NVになってしまったものとか. 混ぜてしまった話はどこかでも聞きましたね(笑) 授業の後はCWGで先生お二人を交えたクラス会. Qupeのグルナッシュなどを頂きました.ありがとございました. |
<< 前記事(2009/06/12) | ブログのトップへ | 後記事(2009/06/15) >> |
タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
---|
内 容 | ニックネーム/日時 |
---|
<< 前記事(2009/06/12) | ブログのトップへ | 後記事(2009/06/15) >> |